
■きょうの科学
現実とネットワークを重ねあわせて表示するAR、服のようにガジェットを身につけるウェアラブルコンピューター、地磁気センサーを利用したアプリケーション。明日にはSFのような世界を実現するかもしれない、きょうの科学をゆるゆる紹介。
もはやすっかりおなじみとなった地上デジタル放送推進キャラクター、地デジカに対抗する形であらわれたアナロ熊。
「著作権完全フリー!」を謳うキャラクターだけあり、キャラクターソング「アナロ熊のうた」をはじめ、MAD動画にTシャツまで、有象無象のコンテンツがウェブ上で続々と生まれている。お祭り文化と言おうか、CGMカルチャーの爆発力を感じる瞬間だ。
その熊がアナログ放送のキャンペーンをやっているようなのだ。なぜか広島で。

広島にずらりと並ぶアナロ熊の集団。「アナログはまだおわらんよ」などと書かれた看板をオーロラビジョンの左右に配し、道行く人々にアナログ放送の存在をアピール。

トラックで街頭演説もしている様子。
「シカとは違うのだよ、シカとは!」と強気の訴え。

アナログらしく、たまにゴーストが入ったりも。

すぐそばを黄色い鹿も通りかかったりもする。

通りすがる人に猛烈アピール。
「2011年7月4日まではアナログの時代!」と市民センター(?)にも堂々掲出。

アナログ放送、よろしくお願いしまーす。
……と、そんなわけでタネ明かしをすると、これはマッチムーブという技術を使った「実写合成」の動画。マッチムーブは、実写上のカメラの動きと、3Dソフト上で設定したカメラの動きを合わせることだ。(詳しくはこちらを参照)
動画を投稿したのは、ニコニコ動画で「厳島神社の人」とタグがつくzozi009氏。アナロ熊だけでなく、初音ミクがコンビニに出没するというすさまじいクオリティの動画(下)、タグの元となった3Dの厳島神社など、多数の3DCG系動画の投稿者だ。
動画のコメントによれば、初音ミクの動画については元の実写動画と3D動画さえあれば「わずか5分足らずで作成できる」らしい。とはいえ「プロの犯行」タグがつけられているとおり、まさにデジタル時代の職人芸。
AR(拡張現実)の世界ではワシントン大学HIT研究室で開発されたフリーのライブラリー「ARToolkit」が盛り上がりを見せている。現実と仮想現実が重なりあった「新しい現実」が徐々に身近な存在になりつつあるらしい。
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#1 「ネットとリアルをつなげる指サック」
#2 「アナロ熊、なぜか広島に出没中?」






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