
【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)
「地デジで流れる“生字幕”ありますよね。
あれ、どうやって作ってるのか分かります?」
同窓の編集者Wさんと北千住で飲んでいたとき、
不意に聞かれて言葉に詰まった。
あの「週刊アスキー」を出している出版社で書いている人なら当然知っているはず。
Wさんはそう確信したのだろう、ぼくのグラスにキンミヤ焼酎をだぼだぼ注ぎながら、「やっぱり未来技術ですか、戸田奈津子型ロボットですか」と重ねて尋ねてきた。
「むしろ吉岡芳子型とか…」などとごまかしているうちに「インリン様はどこに行くのか」に話題がそれた。焼酎でぐらぐらする体を揺すって帰る道すがら、あらためてむらむらと気になってきた。
ネットで調べてみると「台本からデータを作る」という都市伝説が流れていたが、生放送の番組でも字幕は流れているわけで、それはもちろん間違いだろう。
仕事中、あまりにも気になったので衝動的に受話器をとり、NHKに電話をかけた。受信料の支払い以外の相談で連絡するとは夢にも思わなかった。
すると、「生字幕制作という仕事があります」と答えが返ってきた。「キーボードで入力するパターンと、音声で入力するパターンがあるんですよ」とも。
本好きとして心にむくむくとわきあがるものがあった。音声から文字が生まれる瞬間、それはまさに言葉の源ではないか。
「すいません、今からちょっと見に行ってもいいですか?」
勢いこんで電話を切り、実際に生字幕を作っている現場を訪ねてきた。
(第2回に続きます)
【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)






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