
by tgraham
■連載・全農連Pの評価されるべきMAD
「IKZO」シリーズで話題をさらったMAD作家・全農連P氏が選ぶ、「もっと評価されるべきニコ動のクリエイター」を毎週火曜日に紹介しています。
今から一年半前、いや、もっと前になるだろうか、伝説のクソゲー「チーターマン2」がニコニコ動画で流行ったのは。
あまりにも完成度の低いゲームクオリティに反し、非常に中毒性の高いBGMは瞬く間に話題となり、そのリミックス動画はニコ動でブームとなった。
ブーム自体はすぐに収束したが、その時に作られた様々なリミックスはあまりにも評価されないまま沈んでいってしまった。
筆者自身はブーム収束後も通っていて、「club-cheetahmen」や「チーターマンアレンジ集」といったタグはすっかりなじみの場所である。今回はそんな動画の中から「もっと豹化(評価)されるべき」動画を紹介したいと思う。
「はいはい懐古厨乙」とか言わないで最後まで読んでね。
「ストラトスフィア」で有名なボーカロイドプロデューサー、うたたPの作品だ。トランスアレンジだが、同様のアレンジがされたチーターマン系の曲は他にも沢山ある。
なぜこれを選んだかと言えば「ボカロの使い方が新鮮だった」ということである。いや、新鮮と言うより、本来はこういう使い方を想定したソフトだったのではないだろうか? と思うのだ。
ボカロが「メインのボーカル」となって歌い、またそしてそこにコーラスとしてボカロが重なる……というのが多くのボカロオリジナル曲に共通する点だと思う。だが、この動画では6分22秒の間、ミクがひたすらに「コーラス」に専念している。それがトランスの楽曲と何とも言えないシンクロ度合いで混ざっており、聞いていて心地よい。
おそらく、「タイトル、サムネで損している」という類の動画なのだろう。まさしく「もっと豹化されるべき」だ。
チーターマンの他にも、過去のブームにおいて同ジャンルで大量に動画が作られ、多くの良作が埋もれているケースがある。ランキングで今話題の動画を見るのも良いが「そういえばあんなのあったよなぁ」と思い返して検索してみてはいかがだろうか?
text by 全農連P
## 「連載・全農連Pの評価されるべきMAD」目次
「IKZO」シリーズで話題をさらったMAD作家・全農連P氏が選ぶ、「もっと評価されるべきニコ動のクリエイター」を毎週火曜日に紹介しています。
第1回 「踊れる本格的ガチムチサウンド」 (3月24日)
第2回 「8bitなピコピコPerfume!」(3月31日)
第3回 「“自動販売機の中の人”とMADの可能性」(4月7日)
第4回 「ニコ動“描いてみた”が生んだ革命的傑作」(4月14日)
第5回 「8bitなピコピコPerfume、ふたたび!」(4月21日)
第6回 「初音ミク、インドに渡る?」(4月28日)
第7回 「東方MADで「ゆっくりみなぎっていってね!」」(5月12日)
第8回 「知る人ぞ知る初音サウンド「マゾミク」って何だ?」」(5月19日)
第9回 「ニコニコインディーズの生音感が熱い」(5月26日)
第10回 「もっと豹化されるべき初音ミク」(6月2日)






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