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新宿駅前を歩いていたら「小早川凛子」という女性からラブレターらしきものを渡された

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 Twitter界隈では「ドリームクラブ」という恋愛シミュレーションが話題だ。

 平日はアルバイトをしてマネーをかせぎ、休日にはドリームクラブというお店に通う。ゼロ年代に全てのパターンが出尽くしたかと思われた恋愛シミュレーションに「投資」のプロセスを目に見える形で入れたのは革命的なことだとは思うが…

 …切ない。

 さすがにこの年齢になって今さら恋愛ゲームに引っかかりはしないよなあとつぶやきながら新宿南口を歩いていたところ、見覚えのない女性から「これ、読んでください」といきなり何かを差し出された。

 「はあ」などとぼんやり答えて受け取ると、女性はそのままくるりと背を向け、新南口改札方面に去ってしまった。手渡されたものを見ると、ハートのシールがされた封筒に「小早川凛子」の文字。

 なんだこの唐突な恋愛フラグ!

 「一度逢うくらいなら…」「いや、それでもぼくには愛する人が…」などと葛藤しつつ、ワクテカをおさえきれず、封を開けてみることに。

 そろそろとシールをはがしていく。まったく見覚えのない女性から受け取った手紙。小早川凛子という名前にも覚えはない。まあでも悪い気はしないよなあとニヤニヤするわけである。

 中には四つ折りになった手紙が一通。なんと電話番号まで書いてあるではないか。これではもう逢わないわけにはいかなくなってしまった。黄緑色のインクがきれいだなあと思いながら読んでみることに。

 …図書館で寝たことなんてあっただろうか。近ごろはノーテボーム「これから話す物語」、ジム・グレイス「死んでいる」、その辺りの異端文芸を読んでいますとブキミな返事を考えながら読み進めていく。

 最後まで読み終え、まんまとしてやられたことに気づく。「コナミ」じゃないか! これもゲームじゃないか! 「ラブプラス」ってけっこう有名じゃないか! 捨てばちで指定の電話番号に電話をしてみると、

 「ただいま電話に出ることが出来ません。のちほどメールを送信しますので、ご希望の方は1を押してください」と自動返信が。ああそうなんだそれなら1を、とまたしてもワナにかかりかけ、危ういところで引きかえす。

 ちなみにQRコードを読みこんでみると特設サイトにジャンプする。そこからメールアドレスを登録すると、コナミからのオフィシャル情報が届く仕組みになっている。

 「恋愛」そして「手紙」という誤配から始まるコミュニケーションでリアルとネットを巧くつないだプロモーションにうならされたが、悔しくて仕方がない。この気分をどうにかせねばと、ドリームクラブの公式サイトを見ている自分がいるのはどうしたことだろう。

■関連サイト
ドリームクラブ
ラブプラス

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