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これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ

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【シリーズ】エスパークス生みの親に聞く「復活」の秘密
第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

20代後半~30代前半のデジタル世代なら共感できるキャラクター玩具シリーズ「エスパークス」、デビュー20周年を期に静かなリバイバルブームが巻き起こっている。同世代として、これを見逃すわけにはいかない。
第1回、第2回と「エスパークスとは何か」「エスパークスのキャラ原案はホラー映画?」と追ってきた。最後は「こんなものもあったの?」と思わず驚いてしまうような奇品・珍品のエスパークスグッズを紹介。それではどうぞ。

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まずは王道、下敷き・ノートのラインナップから。
最も時期によってデザインの違いが分かりやすい。
 
まだ始めたばかり、初期のデザイン。ごくシンプルで、特にとがったところもない。
  
これがどんどんと凝り始める。キャラクターも徐々に増え、背景にも力が入り始める。
右側、ドクロの洞窟が何かのジャケットを想起させるような……。
  
どんどんと異様なハイクオリティに進化。プログレのジャケットを意識したものか。
この辺りから「プログレ好き」「ホラー映画好き」「アメコミ好き」の趣味が出てくる。
詳しくは第2回「エスパークスはホラー映画から生まれた」参照。
  
そして最終的にはアメコミデザインになってしまうという凄まじいアングラ加減。
キャラクターの造形もデザインに合わせてアレンジし放題。
小学生たちは授業中にこのジャケットを眺めていたのだ。カオス。

定規はストレートなタイプから図形を描けるものやアルミ製のものまで様々。

冒頭にも写真を掲載した「札束メモ」。
小学校で「仮想通貨」として流通させていた人も多いのでは。

こちらはノーマル…にはとても見えないけど筆箱。
もはやアメコミ原作としか思えない。

こちらはカンペン。最近は持ち込めない学校も多いという。

ロッテから食玩も出ていた模様。
ビックリマンチョコくらいしかなかった当時は結構画期的だったのでは?
 
こちらは「ソッピー君なりきりメモ」という写し絵ノート。
トレーシングペーパーが織り込まれているので、お手本に沿って書いていく。
 
最後は最もカオスなプラモデル入りペンケース。
オマケ入りというかオマケがメイン化しているような気も…。

【シリーズ】エスパークス生みの親に聞く「復活」の秘密
第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

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エスパークスはホラー映画から生まれた

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【シリーズ】エスパークス生みの親に聞く「復活」の秘密
第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

20代後半~30代前半のデジタル世代なら「あー!」という人も多い伝説のキャラクター、エスパークス。男子向けの文具から生まれたキャラクターという異色の世界観は今年で20周年を迎え、様々な形で「復活」している。
第1回ではリバイバルの背景と「そもそもエスパークスって何?」を紹介した。続く第2回では、その人気キャラクターの発想が「ホラー映画から来た」という衝撃的すぎる事実について、キャラクターを描いた征矢浩志氏に聞いた。

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―― 第2シーズンに入ってくると、徐々にグロテスクな造形が増えている印象があります。それまでのほんわかしたキャラクターとはまた別の発想をされていたんでしょうか。

征矢 第1シーズンまではまだファンシー雑貨のラインを意識して「カワイイ系」のイラストを使っていたんですが、第2シーズンになってからは段々と自分の好きなものを取り入れた「色」を出しはじめました。
 下敷きに描かれた模様は、YESなどプログレッシブロックのジャケットを意識したデザインにしていました。「チキチキマシン」「スーパー3」のハンナ・バーベラ監督のテイストを入れていったりもしましたね。
 それから「死霊のはらわた」などのホラー映画も好きだったので、グロテスクな展開のところはそこが参考になっています。
 ジョン・カーペンターのホラー映画とか、サム・ライミの演出とかが大好きで。おかげで当時小学生だった方から「トラウマになった」という声が上がってきたり、申し訳ないことをしたなあと思っています。

 たとえば「写し絵」ノートのイラストにも使ったリッキーというキャラクター(下)はVAN HALEN「5150」のオマージュだったり、僕がネーミングをしたキャラクターはほとんど好きな映画監督やアーティストの名前から来てますね。
 
左がエスパークスの「写し絵」ノート、右がVAN HALEN「5150」のアートワーク
 ヒロインのシンディは名前がプリンスの名曲「CINDY C」、イメージは女優のシンディ・クロフォードです。敵キャラクターの「バーバ」はイタリアのホラー映画監督、マリオ・バーヴァ。トローマはアメリカのB級映画制作会社、トロマ・エンターテインメントが元になっています。
 
 カニンガムはもちろん「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガム監督で、カーロフはホラー映画の元祖「フランケンシュタイン」の名優ボリス・カーロフですね。フルチはイタリアのホラー映画「サンゲリア」を撮ったルーチョ・フルチ監督。クラビッツは単純にレニー・クラヴィッツです。
  

 主要キャラクターのジャディーンはビーチボーイズのアル・ジャディーンで、キューカーというキャラクターは「マイフェアレディ」のジョージ・キューカー監督という。
 本当は「ロメロ」とかやりたかったんですが、さすがに気づかれてしまうと思ったので遠慮しました。
 そのころには会議の通し方なんかも他のキャラクターとはまったく違う進め方になっていました。「楽しければOK」ということで、突拍子もないグッズやアイディアを会議にかけても、「大丈夫だよ」のひと言で決まっていくという。
 本当に申し訳ないことをしたなあと思いますが、ある側面ではそれがあったから成功したのかも知れませんね。
(第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 に続きます)

【シリーズ】エスパークス生みの親に聞く「復活」の秘密
第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

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エスパークスとはそもそも何だったのか?

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【シリーズ】エスパークス生みの親に聞く「復活」の秘密
第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

「エスパークス」が復活した、というニュースに沸いたのはぼくだけではないはずだ。
とはいえこのキーワードに反応できるのは恐らく、現在20代後半~30代前半のデジタル世代だけだろう。エスパークスは、「リラックマ」や「たれぱんだ」などでおなじみのサンエックスによる、男子小学生用の文具シリーズだ。
1989年からおよそ5年間にわたって続けられてきたシリーズの特徴は「文房具なのにマンガが読める」「すごろくなどのゲームが楽しめる」「キャラクターがRPGのように多種類で、コレクター魂を刺激する」というものだった。
その人気は他のメディアにも派生し、コロコロコミック(小学館)誌上で連載が開始するなど、文具からのメディアミックスという、現在から見ても革新的なキャラクターメイクの仕組みを打ち立てた。
キャラクターを作り出してきたのは、当時サンエックスの社員だった「ソッピー君」こと征矢浩志氏。今回は「復活」の理由と詳細、そもそも「エスパークスとは何だったのか」、また脅威のキャラクター制作秘話などを、征矢氏本人に細かく聞いてきた。
それではまず「エスパークス復活の理由は?」「エスパークスとはそもそも何だったのか?」ということの確認から始めたい。

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―― まずはエスパークスが生まれた背景を教えてください。

征矢浩志(以下「征」) 入社当初、プランナーの方から「男子向けの遊べる文具を作る、何か描いてみないか」という話をいただきました。イラストは趣味の一環で描いたことはありましたが、仕事としてマンガを描くのはそれが初めてでした。
 エスパークスグッズは2月と9月、半年に1回リリースしていたんです。それを1期ごとに「シリーズ」として換算しているんですが、全てで12シリーズありました。
 グッズの点数に関しては1シリーズあたり15~20点。トータルで考えると、5年間は続けていたことになります。
 当初、シリーズ自体は2~3年間続けて「4」までで終わらせようと思っていたんです。ですが、それに代わるキャラクターを新たに作るよりはエスパークスを続けていった方がいいのではないかということで、「第2シーズン」というくくりで「5」以降を作っていきました。鎧が白いタイプが第2シーズンのものですね。

―― 今回20周年ということで「復活」することになっていますが、そのきっかけは何だったんでしょう。また、復活を境にどんなことがあるんですか?

征 復活のきっかけになったのは、当時小学生だったファンの方々が現在20代後半~30代前半の、インターネットをよく使われるデジタル世代だったということです。
 ブログやSNSなどでエスパークスを話題にしてくださっていて。復刊.comにもファンの方々からたくさんの投票をしていただけたので、今回の復活につながったと思います。
 現在、展開中のキャンペーンは「エスパークスのコミックス復刊(20周年記念BOX)」「原画展(4月20日まで)」「公式サイト」の3点です。
 昨年の11月29日には、Zepp Tokyo 2Fの「CULTURE CULTURE」でファンの方に主催していただいてイベントも開催しました。公式サイトに関してもファンの方の思い入れからスタートしたものです。
 グッズとして「復活」というのはまだ未定です。たとえば今はカンペンを持っていけない学校も多かったり、昔とはかなり事情が変わってしまっているんですよ。サンエックス様に慎重にリサーチをしていただいている段階です。

―― 当時、小学館で連載漫画になるなどメディアミックス展開をされていましたね。あのときはどういった経緯でお話があったんですか?

征 学年誌などの雑誌が「好きなキャラクターは」といったアンケートを取られていたので、そこに「エスパークス」という名前が挙がってきたのではないかと思います。当時「SPA!」誌上で取り上げられたことも火種になっているのではないかと。
 メディアミックスで生まれた漫画に関しては、ストーリーを含めて漫画家さんにおまかせしていました。毎月、掲載前にラフを見せていただいてはいたんですが。作り手として「こうしろ、ああしろ」というよりは、好きに描いてもらったほうが違った世界観が生まれて面白いものになるのではないかと思ったんです。
 もともと、作者の名前を覚えていただくよりはエスパークスというキャラクターを覚えていただく方がいいと思っているんですよ。自分1人で作っていたわけではなく、他の方に手伝ってもらいながら共同作業で作り上げていったものですから。

―― 第1シーズンの中にはかわいらしいキャラクターが多いですね。これらはどこから発想されているんでしょう。

征 主人公周りでギャグをやるキャラクターはもともと一緒に働いていた同僚などから発想しています。今でいうアバター的なものから作っていました。
 当時人気のあったキャラクター「ハガエル大王」などは会社の先輩が元になっています。
 後半になると子どもたちからアイデアを募って敵キャラクターを登場させていたりもしていました。公募自体はノートの最後ページで告知をしていただけだったんですが、ダンボール箱に入りきらないくらいの応募がありました。
 漫画に関しては手塚治虫さんや石ノ森章太郎さん、鳥山明さんなど色々な人の影響を受けていると思います。学生時代に読んでいたアメコミの影響もかなりあります。MARVELやDCコミックなどですね。
(第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 に続きます)

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第1回 「エスパークスとはそもそも何だったのか?」 4月14日
第2回 「エスパークスはホラー映画から生まれた」 4月15日
第3回 「これだけあった! 奇品・珍品エスパークスグッズ」 4月16日

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