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日本一の自販機マニアサイト「山田屋」管理人に聞いてみた

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(C) 山田屋 http://www3.famille.ne.jp/~nom/

■特集 もっと顔の見えるインターネット
ライター・古田雄介さんが、個人サイト管理人にインタビューをする連載「顔の見えるインターネット」。これまで取材をしてきた方々に、取材の裏側について5つの質問を投げかけてみた。

前回の奇天烈管理人さんへの追加インタビューに続いては、自販機マニアの山田屋さん。「おでん缶」など、一過性のブームで自販機を取り上げる姿勢に疑問を投げかける姿勢はまさに「自販機愛」そのもの。詳しいインタビューはこちらから。
それではさっそく5つの追加質問を。中では野村さんオススメのかなりマニアックな(!)お気に入りサイトも紹介されているのでお見逃しなく。

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Q1. インタビューに関して印象に残っていることがあったら教えてください。
今までインタビューというと自販機のことばかりだったのですが、今回は私個人やサイトの方への質問が中心で、自分やサイトの魅力や特徴が再確認できて良かったです。
 
Q2. インタビューに際してご要望やアドバイスがあれば教えてください。
ダムや団地などのサイトも同じ連載で取り上げているので、ダム、団地マニアとの比較(対決?)を入れても面白かったかもしれません。
 
Q3. インタビュー後、サイトの変化や強化ポイントがあれば教えてください。
ASCII.jpでは他に魅力的なサイトがたくさん紹介されていたので、負けないぞー
と思っていました。しかし、自分のサイトを紹介している文章を見て、やっぱり
マイペースでサイト運営するのが一番かなと思いました。
 
Q4. 今後取材してほしいサイトがあったら教えてください。
新・路上観察
山田屋の常連の方のページです、メインで紹介しているのは古いホーロー看板です。実はまだ学生の方のサイトなんですが、若い方でもこういった古い物に惹かれるんだな、と思わせるサイトです。
 
Q5. そのほかに伝えたいことがございましたら、ご自由にお書きください。
山田屋管理人監修のDVD「ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 自販機編」が7月15日に発売します。去年の記事に載ってるのに、今頃発売かよ!遅いよ! と思われそうですが。レトロ自販機の魅力が十分に伝わるDVDに仕上がっておりますので、興味がある方はぜひ見てみてください。
■関連サイト
山田屋

■特集 もっと顔の見えるインターネット
古田雄介さんの取材連載「顔の見えるインターネット」。これまで取材をしてきた方々に、取材記事の裏側について5つの質問を投げかけてみた。
#1 「かーずさんにあのことを聞いてみた」
#2 「3歳シリーズのG-STYLEさんに5つの質問」
#3 「元祖ブログ・コミュニティサイト「奇天烈」管理人に話を聞く」
#4 「日本一の自販機マニアサイト「山田屋」管理人に聞いてみた」

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NHKゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは

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【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

これまで3回にわたって生字幕の制作現場を追いかけてきた。最後に見てきたのは、出来上がった字幕の配信室。最終的にデータとして発信をするスペースだ。
ここでもまったく知らなかった事実があった。

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「生字幕制作室2」と書かれた部屋に、いくつものモニターと機材が並ぶ。モニターにはリハーサル中のスタジオが映し出されている。最前列のテーブルに座っていたのは3名。それぞれがディスプレーと向き合い、台本をじっと睨みつけている。
「一番左にいるのが、最終的な字幕の修正担当者です」

見ると、コンマ単位のスピードでマウスを動かして修正している。音声入力(リスピーク)のときと同じで、修正は完全に一瞬の出来事だ。誤字があったかと気付く間もない。
「右の二人が配信担当で、字幕の位置を調整しています」
思わず「えっ」と声が出た。まさかそこまで手作業だとは想像もしていなかった。歌番組など、あらかじめテロップのある番組での「字幕かぶり」を調整する役目なのである。

見るとたしかに、配信用のプログラムをカチカチ操り字幕を上下に調整していた。司会者のトークから曲がはじまるまでの切り替わりにマウスの音が響く。その音を聞くうち、妙に高揚してきた。
 
ひとしきりリハーサルを終えてはじめの部屋に戻ると、得体の知れない充実感がみなぎっていた。データの向こうには必ず人がいるという当たり前の事実が感動を呼んだのかもしれない。
ところがだ。
「理想は、生字幕がなくなることかもしれないんですよね」
ドアを閉めながら担当さんはさらりとそう言った。
「音声認識技術が進歩して、テレビ側で生字幕が表示できれば用済みになるわけです。とはいえ番組にあふれたノイズの中から音声だけを抽出するのは難しいし、日本語はアルファベット26字だけで構成されているわけではないですからね。まだ先のこととは思いますが」
ぐっと来るものがあった。北千住のキンミヤ焼酎から生まれた疑問から、こんな感懐を抱くとは思ってもいなかった。広報さん、生字幕制作室の担当さんに念入りにお礼をして、NHKを後にした。
 
 
帰ってテレビをつけると、当たり前のように字幕がついている。
その「当たり前」に思わず頬が緩んでしまった。
この字幕の向こう側にはいつも必ず生きた人間がいる。
そして、言葉を伝えるための仕事をしているのだ。
 
 
text by 盛田くじら

【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

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“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる

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【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

地デジ生字幕は前回のキーボード入力方式のほかに、マイクを使ったリスピーク(再発話)方式がある。それでは見せてもらおうと思っていたところ、生字幕制作室の担当さんがにやりと声をかけてきた。
「盛田さん、実際に音声入力やってみますか?」

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通されたのは音声入力専用のスタジオ。
テーブルにマイクが固定され、ラジオの収録スタジオのような雰囲気だ。マイクの傍らにヘッドホンが置かれている。

「これで番組の音声を聞いて、字幕キャスターが音声としてマイクにしゃべるんです」
入力担当者、リスピーカー(再発話者)のことをそう呼ぶのだそうだ。
教えてもらったように、耳に入ってきた音声をそのまま口から出すわけではない。字幕として読むのに長すぎないよう「要約」しながら口にしている。通常のアナウンサーと同じように「キャスター」なのだ。
読み上げた音声はすぐ、NHK独自のプログラムで文字に変換される。隣に座っている修正担当さんが細かい修正をコンマ1秒でかけ、字幕は完成だ。
読み上げをやらせてもらえることになったのは“きょうの料理プラス”。練習用の読み上げ原稿を受け取ると胸が高鳴った。日ごろレシピ集にお世話になっているだけにやりがいがある。

まずはマイクと向き合いテーブルにつき、ヘッドホンを装着。
つづいて音声認識に必要な辞書代わりの“言語モデル”を「料理」に設定。レシピや調理用語が登録してあるため、認識ミスを減らせるという。
「はい、それでは始めてください」
ガラスの向こうから担当さんがキューを振った。大きく息を吸いこみ、「今日は白菜と……」とはじめる。
これでも学生のころは演劇をやっていた身、まともに発声すれば認識するはず。そう高をくくっていたのだが、いざやってみると誤字だらけだ。

隣で修正担当さんが忙しそうに指先を動かして校正をかける。
戸惑えば戸惑うほどに誤字は増えていく。申し訳なくて泣きたくなってきたころに担当さんがにっこり笑っていた。
「大体出来ましたね」
ヘッドホンを下ろし、あらためて無残な「入力」の結果を見た。難しいものですねと話すと、そうですねえと担当さんはうなずいた。
「これがプロだと100%に近い精度で認識しますからね」
それはそうだろうと頭では納得しがら、思わず茫然としてしまう。機械に認識させられる落ち着いた声を出し、さらに要約しながら発声する。それがどれだけ難しいことかを想像するだけで気が遠くなった。
担当さんが壁の時計を見て、そろそろですね、とつぶやいた。
「コンサートのリハが始まります。最後に字幕の最終配信室を見ていきませんか」
(第5回に続きます)

【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

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生字幕のキーボード職人、3つの驚き

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【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

担当さんに案内してもらい、いよいよ“生字幕職人”に逢うことに。3人が1組でキーボード入力しているということだが、まだイメージが浮かばない。
こんなときは考えるよりも見る方が絶対に早い。
「おじゃまします」と声をかけ、入力室のドアをくぐった。

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室内には男女の職人3名がデスクに並び、チャットのように文章を打ち込んでいた。
3名ともがヘッドホンを着けており、職人の前にはディスプレイが2台並んでいる。片方にはテレビの映像、もう片方には文章を打ち込むウインドウが表示されている。

「NHK歌謡コンサートのリハーサルで事前準備をしています」
担当さんが顔を近づけ、静かな声でそう教えてくれた。
「司会者や出演者の声を聞き、その場でタイプしているんです」
スピーカーから大音量でコンサート司会者の声が聞こえてくる。
そのあとをカタカタとキーボードを叩く音が追いかける。
こんな風景、見たことがない。
職人の後ろには1人の女性が立っており、タクトのようなものを持っていた。自分では気付かず不思議な顔をしていたのか、担当さんは重ねて教えてくれた。
「3名の入力スピードを調整し、適正になるようにしています」
オーケストラで言うコンマス(コンサートマスター)のようなものか、と納得した。

ウインドウはABCと3名の割り当てが振られている。
3名が同時にタイプをはじめ、他の2名が担当していない言葉を入力する。1人の同じ司会者の言葉であっても、3名が分担して入力しているのだ。
まさしくチャットをするように、3名で1つの人格を作っている。
生字幕として流れてしまえば気づかないが、それは「1人の言葉」ではない。複数の胴体を持つ“逆キングギドラ”のような、混ぜあわせの人格だ。

思わず見とれてしまったが、はっと気付いてカメラを回した。
実際に動画で1人の言葉が生まれてくる姿を見てみてほしい。

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誤字があった場合、別スタジオにいる修正担当者がこまかな修正をする。修正と言っても、リアルタイム字幕なのでコンマ1秒の世界だ。
練習を終えた3名に頭を下げ、入力室のドアを閉める。
感懐にふけっていると、担当さんがにやりと声をかけてきた。
「盛田さん、次は実際に“音声入力”やってみませんか?」
(第4回に続きます)

【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

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8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史

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【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

NHK広報局さんに案内してもらったのは、その名も「生字幕制作室」。いくつもの放送機材やモニターがずらりと並ぶ、年季の入ったスタジオだ。
深い笑いじわを浮かべた担当さんと挨拶し、まずはその知られざる歴史を聞いた。

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NHKで生字幕が試験的に取り入れられたのは2000年の「ニュース7」から。翌年に「生字幕制作室」が出来たので、もう8年もの歴史があることになる。
地上デジタル放送(以下、地デジ)が正式に開始したのは2年後の2003年だ。そこを期に大相撲やコンサート、野球中継などが「生字幕対応」になったという。
 
 
■テンキーで全ての日本語を入力できる道具がある
「電話でもお話しましたが、
 生字幕の入力には大きく2パターンあるんです」
担当さんはそう言い、2部屋に分かれた収録室を指した。
1つ目は、放送する音声を直接キーボードで入力する「キーボード入力方式」。
2つ目は、音声を聞きながら、コメントを同じ言葉を読み上げる「字幕キャスター」という担当者が音声内容を要約して発話するもの。それをNHK独自の音声認識装置で文字に変換するという「リスピーク(再発話)方式」だ。
「さらに区分すると、キーボードは2パターンあります」と担当さんは付け加えた。「3人1組で打つのと、スピードワープロと呼ばれる高速入力用キーボードを使うものです」
聞きなれない単語に、ぴくっと食指が動いた。
「スピードワープロ、ですか」
「テンキーしかない高速入力専用のキーボードがあるんです。たとえば日本語で“ある”と“ます”を表すキーがあり、それを同時に押すと“あります”と変換されるという。ニュース番組を中心にスピードワープロを使っていますね」
10本指で日本語すべてを入力するというストイックな機械が気になって仕方ない。なぜかテリー・ギリアムを思い出し、思わずときめいてしまった。
 
 
■音声とキーボードの境界は「要約」だった
同じくらい気になるのは、番組による字幕制作パターンの使い分け。
「そうですね、ここがポイントなんですけれど」と担当さんは優しく話しはじめた。
まず、3人1組によるキーボード入力はバラエティ番組や歌番組などの場合。司会者とアーティストで発言者がバラけるため、3人がリレー形式で入力をしている。誰が話しているかが分かるため、字幕の色を表すボタンを押してから打ちはじめるのだそうだ。
次にリスピーク方式は、スポーツ中継などの場合。野球などでは特にそうだが、アナウンサーの言葉をすべて入力すると長くなりすぎるために「要約」が必要になる。「どこをしゃべるか判断するにはキーボードではなく音声が必要だった」のだという。
「音声から音声へ」と言われると、一見つながりは透明なものに見える。だが、新たな意味へと編集しやすいのは文字を「書く」より「話す」方なのだ。まず声、次に言葉があるという聖書のニュアンスが逆転したような感覚だ。
「この音声入力システムはNHKが世界初で、イギリスBBCも利用しているんです」
担当さんはちょっと自慢げにそう話していた。
「それではそろそろ、キーボード入力方式の仕事をお見せしたいと思います」
(第3回に続きます)

【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
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生字幕を作っているのは“誰”なのか

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【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
第3回「生字幕のキーボード職人、3つの驚き」(3月18日)
第4回「“きょうの料理プラス”生字幕を作ってみる」(3月19日)
第5回「ゲネプロ収録に密着、生字幕の未来とは」(3月20日)

「地デジで流れる“生字幕”ありますよね。
 あれ、どうやって作ってるのか分かります?」
同窓の編集者Wさんと北千住で飲んでいたとき、
不意に聞かれて言葉に詰まった。

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あの「週刊アスキー」を出している出版社で書いている人なら当然知っているはず。
Wさんはそう確信したのだろう、ぼくのグラスにキンミヤ焼酎をだぼだぼ注ぎながら、「やっぱり未来技術ですか、戸田奈津子型ロボットですか」と重ねて尋ねてきた。
「むしろ吉岡芳子型とか…」などとごまかしているうちに「インリン様はどこに行くのか」に話題がそれた。焼酎でぐらぐらする体を揺すって帰る道すがら、あらためてむらむらと気になってきた。
ネットで調べてみると「台本からデータを作る」という都市伝説が流れていたが、生放送の番組でも字幕は流れているわけで、それはもちろん間違いだろう。
仕事中、あまりにも気になったので衝動的に受話器をとり、NHKに電話をかけた。受信料の支払い以外の相談で連絡するとは夢にも思わなかった。
すると、「生字幕制作という仕事があります」と答えが返ってきた。「キーボードで入力するパターンと、音声で入力するパターンがあるんですよ」とも。
本好きとして心にむくむくとわきあがるものがあった。音声から文字が生まれる瞬間、それはまさに言葉の源ではないか。
「すいません、今からちょっと見に行ってもいいですか?」
勢いこんで電話を切り、実際に生字幕を作っている現場を訪ねてきた。
(第2回に続きます)

【シリーズ】地デジ生字幕を作る仕事
第1回「生字幕を作っているのは“誰”なのか」(3月16日)
第2回「8年間の“見えない仕事”生字幕の歴史」(3月17日)
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iPodイヤホンをグラフ化する実験

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iPod用イヤホンが欲しいが、雑誌の記事ではもちろん実際に聞き比べられない。「低音に強くジャズ向け」なんて言葉で語られているが……本当なのだろうか。ものは試しということで、人気のイヤホン3本の音質をグラフ化してみた。

続きを読む≫

1) 人気のバランスド・アーマチュア方式イヤホン3本を用意する
最近売れているiPod用イヤホンにバランスド・アーマチュア方式というものがある。耳にすっぽり収まる「カナル型イヤホン」の1タイプで、音質にすっきりとした精細感があるのが特徴だ。補聴器などより繊細さが要求されるシーンで使われてきた技術なのだそうだ。
そのバランスド・アーマチュア方式イヤホンから、用意した3本はこちら。
1) Apple 「Apple In-ear Headphones with Remote and Mic」 9400円

2) SHURE 「SE110」 9400円

3) オーディオテクニカ 「ATH-CKM90」 1万4800円

特に1のApple製品は、ASCII.jpでもかなり良いインプレッションのレビューとなった人気機種。ちなみにSHURE「SE110」についても同様にレビューを掲載している。こちらもあわせて読んでおきたい。
ひとしきりレビューを読み終え、実際に聴き比べてみるとパッと来るのが次の印象。
1) Apple「Apple In-ear Headphones」は低/中/高が平均的なお利口モデル
2) SHURE「SE110」は中音が強く、その他はのっぺりしている印象
3) オーディオテクニカ「ATH-CKM90」は高音に強いが、大音量だと音が割れがち
 
 
2) 実際に「機械の耳にもそう聞こえるのか」試してみる
さて、それぞれの印象は本当に当たっているのか、ここからが実験だ。
「再生した音質の違い」を言葉でなく図式化できれば分かりやすいはず。
そう考えると、人間の耳ではなく、機械の耳を通せばいいのではないか。

※写真はちょっと離れてますが、収録時はイヤホンをマイク部に密着させています
というわけで、同じ曲を再生したものをICレコーダーで録音してみた。
いや、目的はあくまで「人間の耳が聞いたとおりの結果が出るか」の検証だ。
本気でざっくりしたデータなので、深く考えず気軽に見てみてほしい。
まずは聴き比べた盤面の紹介から。
1. 22-20s「Devil In Me」(UKブルースロック)
衝動なんて言葉では片付けられない、20代の悲しみフルスロットルの逸品。1stアルバムとライブ盤(日本での!)だけを残して解散、活動休止中。iTunesでエンコードしたmp3音源で、ビットレートは192kHz。
2. Vladimir Ashkenazy指揮「ピアノ協奏曲第2番」(クラシック)
1963年録音の名盤より。千秋様の演奏はこれだと妄想すると最高だ。のだめはもちろんサンソン・フランソワ。26歳(恐ろしいことに自分と同い年だ)のぎらりと鋭い演奏は鳥肌もの。円熟の後期とは別物の良さがある。iTunesでエンコードしたmp3音源で、ビットレートは192kHz。
3. Vladimir Shafranov Trio「Giant Steps」(ピアノジャズ)
レニングラード生まれの古株、シャフラノフの贅沢感あふれる名作「White Nights」より。天才ドラマーBuddyRichとどちらか迷った挙句、冒頭にしゃららんと鳴るハイハットが綺麗なこちらに決定。iTunesでエンコードしたmp3音源で、ビットレートは256kHz。
 
皆が仕事を終えた深夜。締め切った会議室で、iPod classic 60GBにそれぞれを接続する。EQはJAZZ、ボリュームを最大にして、ICレコーダーの「耳」にぴたりとイヤホンを当てる。1時間程度で収録を追え、録音されたmp3の開始28秒をスペクトラム解析にかけてみた。
気になる実験結果がこちら!
 
 
3) [...]

こんにちわ世界!

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そろそろ、小さく偉大な一歩を踏み出そう。

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